Barcode ScannerおよびOCR SDK 6.3の新規リリース

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Barcode ScannerおよびOCR SDK 6.3の新規リリース

新しい世界への適応が続くなか、スキャンディットは当社のソフトウェアを使用するお客様がより多くのことを成し遂げられるよう、ひるむことなく性能向上に注力してきました。

本日はScandit Barcode ScannerおよびOCR SDK 6.3の製品版リリースを発表します。

6.3にはいくつかの更新事項がありますが、特筆すべきものを以下に述べます。

バーコードスキャン性能の向上

Samsungが2020年初頭に欧米で発売した、新しい高耐久性・軽量デバイスSamsung XCover Pro*で大幅に性能が向上しました。また、International Air Transport Associationが貨物航空機の管理に使用するIATA 2of5バーコードのサポートも追加しました。

*日本未発売。購入はメーカーにお問い合わせください。

Cordova/Phonegapプラグインのリビジョン

6.3リリースでは、MatrixScan AR機能をCordova 6.xプラグインに統合する新しいAPIを追加しました。また、ボタンなどのUIウィジェットをカメラビューに追加する機能も盛り込みました。これは従来、Cordovaではできなかったことです。

新しい6.x APIによるCordova/Phonegapのスタートガイドをお読みください。

Xamarinプラグイン(ベータ版)のリビジョン

6.3リリースでは、MatrixScan AR機能をXamarin 6.xプラグインに統合する新しいAPIを追加しました。なお、新しいXamarinプラグインは後継の6.4リリースまでベータ版とします。

Xamarin iOSおよびXamarin Androidのスタートガイドをお読みください。

ID Scanning

6.3リリースでは、ID Scanning機能が次のように大幅に強化されました。

  • OCR機能とパーサライブラリの緊密な統合により、欧米の国民IDカードやパスポートなど、機械可読領域(MRZ)のある機械可読旅行証明書(MRTD)の読取性能が大幅に向上しました(「allowFalsePositiveCompensation」を有効にして、この新しい拡張機能を起動)
  • 新たにサポートする身分証明書タイプ:米国武官組織IDカード裏面のPDF417バーコードを読み取り、画像も含めてその内容を解析できるようになりました。

iOSおよびAndroidにおけるパーサのスタートガイドをお読みください。


すべての変更点については、以下のリリースノートをご覧ください。

これらの変更に関してご不明な点があれば、support@scandit.comまでお気軽にお問い合わせください。