Barcode Scanner、ID Scanning、OCR SDK 6.6の新規リリース

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Barcode Scanner、ID Scanning、OCR SDK 6.6の新規リリース

今年は大変な年でしたが、ようやくホリデーシーズンを迎え、Scandit Barcode Scanner、ID Scanning、OCR SDK 6.6の最新製品版リリースという明るい話題で締めくくれることを嬉しく思います。本リリースにはいくつかの更新事項がありますが、2021年に向けて好スタートを切れるよう、多くはバーコードスキャンプロセスの向上と高速化を目的としています。

バーコードスキャン

本リリースにはさまざまな新機能と性能向上が盛り込まれています。ここでは特にスキャンユーザエクスペリエンスの向上につながる4つの機能を取り上げたいと思います。ビデオをご覧ください。

ズーム機能を簡単に使える:バーコードがデバイスから遠すぎるとスキャンできません。上にスワイプするだけで、すぐにズームインして読み取ることができます。

フォーカストリガ:タップツーフォーカス機能により、素早くフォーカスを起動できます。対象物になかなか焦点が合わなかったり、焦点が定まらない場合に画面をタップします。

カメラ起動の高速化:最新のSDKでは、優れた新機能により、カメラ起動が約50%高速化されます。これはユーザが「スキャンボタン」を押した瞬間からスキャンエンジンが最初のカメラフレームを処理できるまでの時間であり、立て続けにバーコードをスキャンするユースケースで重要になります。なお、これはAndroidのみで利用可能であり、iOSについては次のリリースでサポートする予定です。詳しくは「高度なカメラ機能ガイドのスタンバイ状態」をご覧ください。

Barcode Selection API:最後に、新しいAPIとしてBarcode Selection APIを盛り込みました(現在iOSのみで利用可能、6.7までベータ版とする)。このAPIにより、密集したバーコード群から目的のバーコードをスキャンできます。直感的にスキャンしながら、目的のバーコードを迅速に選択できます。

D Scanning Version 6.6は次の2大新機能を提供します。

UI Viewfinder:あらゆるタイプのIDスキャンニーズ(MRZ、バーコード、カード表面など)に最適化されたUI Viewfinderを提供します。これにより、ID Scanningをより簡単に統合して、アプリの一部として利用できます。

APIアップデート:AndroidおよびiOSのネイティブAPIのほかに、IDCapture APIがCordovaでも利用可能になりました。今後のリリースで、継続的に対応フレームワークを増やしていきます。

また、一定のIDカードの裏面の付加データ(欧州IDカードの住所や発行機関など)をスキャンする機能など、多くの小さな機能も追加しました。

すべての変更点については、以下のリリースノートをご覧ください。

これらの変更に関してご不明な点があれば support@scandit.com までお気軽にお問い合わせください。


重要なお知らせ―5.x APIは非推奨(廃止予定)に: 5.x APIはすべてのプラットフォーム(Linuxを除く)で非推奨(廃止予定)になります。2021年4月のリリース5.19を最後の5.xリリースとします。5.xが動作しているアプリはもちろん引き続きご利用になれます。新機能はリリースされませんが、重要なバグ修正およびセキュリティパッチは引き続き5.19リリース日から1年間リリースされます。これらのセキュリティパッチへのアクセスは、ご利用のサポートパッケージに依存します。6.xにアップグレードして、最新の機能や高度な機能、優れた性能を活用されることをお勧めします。すべてのプラットフォームの移行ガイドは、docs.scandit.comで入手可能です。6.xへのアプリの移行に関してご不明な点があれば、いつも通りsupport@scandit.comまでお問い合わせください。