スキャンディット、米CB Insightsが選ぶ「2020 Retail Tech 100」に選出

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大手グローバル・リテールブランドのモバイル・コンピュータビジョン採用を促した、スキャンディットの功績が認められる。

2020年12月3日 — 米投資情報提供会社、 CB Insights*(本社:ニューヨーク、CEO:Anand Sanwal)は本日、エンタープライズ向けモバイル・コンピュータ・ビジョン及び拡張現実(AR)ソリューションのテクノロジープラットフォームとして業界をリードするスキャンディット(本社:チューリッヒ、CEO:Samuel Mueller)を、第1回Retail Tech 100に選定しました。これは世界で最も有望なB2Bリテールテック企業100社のランキングを発表するものです。

*スタートアップやテクノロジー企業、ベンチャーキャピタルに関する独自のデータベースとレポートからなる有料情報サービスを提供している米企業。

2020 Retail Tech 100に選出された企業には、eコマースインフラからサプライチェーンの自動化、レジなしチェックアウトまで、13のカテゴリでリテールエクスペリエンスを再構想しているスタートアップが含まれています。今年はインド、中国、カナダ、シンガポール、英国など、21カ国の企業がランクインしました。

CB InsightsのCEOであるAnand Sanwal氏は次のように述べています。

「小売業界の変化が加速する中、Retail Tech 100と称して、ストアオートメーションからサプライチェーンのロボット化、パーソナライズされた商品発見まで、小売業のあらゆる面に変革をもたらしているテック企業を発表しました。いずれも13のテクノロジー市場に渡って、小売業者が現在直面している主要な課題に取り組み、変化する消費習慣への適応や対応を促しています。また、カナダ、シンガポール、ブラジル、スウェーデンなど21カ国の企業が選出されていることから、リテールトランスフォーメーション(小売業変革)を推進する最高のテクノロジーがあらゆる国で開発されていることも明らかになりました。2021年に向けて、Retail Tech 100に選出された企業が顧客、小売業者、市場にどのような影響をもたらすか、今から楽しみです」

スキャンディットのCEOであるSamuel Muellerは次のように述べています。「2020年は小売業界のデジタル・トランスフォーメーションに明け暮れた1年だったため、この100社に選ばれたことをいっそう喜ばしく思っています。新型コロナウイルス感染症は多くのお客様にモバイル・コンピュータビジョン技術の採用を促し、「セルフスキャン」や「クリック&コレクト」といったソリューションの実現につながりました。これらのソリューションには、お客様と従業員にとってより安全な、ソーシャル・ディスタンスの確保された環境を創出できるという、さらなる利点もあります」

Muellerはさらにこう続けます。「加えて、オンラインショッピングが急増したため、ビジネスモデルを根本から見直し、スキャン機能によるプロセスの向上を通じてオーダーフルフィルメント、宅配、カスタマエクスペリエンスの向上を実現することにフォーカスしました。スキャンディットのテクノロジーにより、企業はエンタープライズ要件を満たす、最高品質のスキャン機能をスマートフォンに統合できます。そして、全ての従業員とお客様がこの機能を利用できるのです」

CB Insightsの調査チームは、実証に基づく手法により、特許活動、取引関係、投資家プロファイル、ニュースセンチメント分析、独自のMosaicスコア、マーケットポテンシャル、市場勢力図、チーム力、技術の革新性といった複数の要素に基づいて、応募・推薦された約1万5,000社からRetail Tech 100を選出しました。MosaicスコアはCB Insightsのアルゴリズムをベースにしており、民間企業の全体的な健全性と成長の可能性を評価して、企業の勢いを予測できます。

スキャンディットは独自のコンピュータビジョン技術と機械学習を駆使したプラットフォームであり、使い慣れたスマートフォンやドローン、ウェアラブルデバイス、ロボットなど、カメラを内蔵するあらゆるスマートデバイスで最先端のバーコード読み取り、文字認識(OCR)、物体認識、ARを実現します。暗い場所でも、どんな角度でも、またバーコードのラベルが破損していても、高速かつ高精度の読み取りが可能です。小売業者はスキャンディットのコンピュータビジョン技術を採用し、モバイルアプリやウェブサイトを構築し、進化させ、モバイルショッピングやセルフチェックアウト、クリック&コレクト、在庫・棚管理、オーダーフルフィルメント、配達証明などに対応しています。

2020 Retail Tech 100の概要

  • 2020 Retail Tech 100のスタートアップは、400件以上のディールで700人以上の投資家から合計140億ドルを超える資金を調達しています。うち半数以上が2020年に資金調達しており(11月20日現在)、その額は合計47億ドルに上ります。
  • 2020 Retail Tech 100には、さまざまなリテールテック・ソリューションに注力しているユニコーン(評価額が10億ドル以上に達した企業)19社が選出されています。
  • 今年ランクインした企業には、初期段階のスタートアップ(シード/エンジェルおよびシリーズA)21社も含まれます。
  • これらの企業の大半は北米(59%)を拠点とし、次いでアジア(21%)、欧州(16%)、中南米(4%)の順になっています。国別では米国が55社でリードしています。

Retail Tech 100社(アルファベット順)

  • ABEJA
  • Fetch Robotics
  • PayBright
  • Afresh
  • Flexe
  • Pine Labs
  • AiFi
  • Flow
  • Quantum Metric
  • Algolia
  • Forter
  • Radar
  • Alkemics
  • Geek+
  • Radius Networks
  • Amplitude
  • Glovo
  • Rapyd
  • ATTAbotics
  • Grabango
  • RELEX Solutions
  • Attentive
  • GreyOrange Robotics
  • Retail Zipline
  • Berkshire Grey
  • Happy Returns
  • Return Logic
  • Bluecore
  • Hero
  • Riskified
  • Bold Commerce
  • Ibotta
  • Roadie
  • Bolt Financial
  • Insider
  • SandStar
  • Bond
  • Juspay
  • Scalefast
  • Brain Corp
  • Klarna
  • Scandit
  • Bringg
  • Label Insight
  • Shadowfax Technologies
  • Button
  • Lalamove
  • Shelf Engine
  • Buymie
  • Lily AI
  • Signifyd
  • CB4
  • Lolli
  • Simbe Robotics
  • Checkout.com
  • Mad Street Den
  • Skupos
  • Clip
  • Malong Technologies
  • Standard Cognition
  • Commercetools
  • MikMak
  • Starship Technologies
  • Cooler Screens
  • Mirakl
  • STRIVR
  • Cosmose
  • MishiPay
  • Syte
  • Coveo
  • Mollie
  • TakeOff Technologies
  • Darkstore
  • Namogoo
  • Trigo Vision
  • Dexterity
  • Neolix
  • True Fit
  • dLocal
  • Ninja Van
  • Udaan
  • Ecwid
  • NinjaCart
  • ViSenze
  • Exotec
  • NuORDER
  • VTEX
  • Fabric
  • Nuro
  • Yalo
  • Fabric
  • Obsess
  • YOOBIC
  • Faire
  • Osaro
  • Zycada Networks
  • FarEye
  • Paidy
  • Fast.co
  • parcelLab

CB Insightsについて

CB Insightsは、極めて複雑で戦略的なビジネス課題の最適解はファクト(事実)をもって見通せると考えています。当社はマシンインテリジェンスカンパニーとして、膨大なドキュメントを合成、解析、ビジュアル化して、お客様が短時間で事実に基づくインサイトを得られるようサポートしています。Fortune 100社の大半にサービスを提供しており、企業がより良い意思決定を行い、未来を切り開き、変化を活かす力となっています。

お問い合わせ

Farrah Kim – PR & Communications

fkim@cbinsights.com

スキャンディットについて

スキャンディットは、コンピュータビジョンを使用してリアルとデジタルの世界を融合することにより、企業や消費者による日常的なものとの通信を可能にしています。スキャンディットのテクノロジーは独自の機械学習プラットフォームであり、スマートフォンやドローン、ウェアラブルデバイス、ロボットなど、カメラを内蔵するあらゆるスマートデバイスで最先端のバーコード読み取り、文字認識(OCR)、物体認識、拡張現実(AR)を実現します。

小売、運輸・物流、および製造業界の組織は、スキャンディットを採用してモバイルアプリを進化させ、モバイルショッピングやセルフチェックアウト、在庫管理、配達証明、アセットトラッキングなどを実現しています。ヘルスケア業界の主なユースケースは、患者や薬剤、検体、医療用品の追跡などです。スキャンディットのソリューションは業務にかかるコストと時間を削減し、従業員や顧客の満足度を高めることができます。

イオンリテール、7-Eleven, Inc.、Sephora、Carrefour、Levi Strauss & Co、Coop DK、Instacart、dm-drogerie markt、Colruytなど、世界トップレベルの企業の多くがデジタルトランスフォーメーションの一環としてスキャンディットを採用しています。

お問い合わせ 
Rachel Hawkins
LEWIS
scandit@teamlewis.com