ラストワンマイル物流にモバイルスキャン用のデバイスを採用する4つの理由

データキャプチャは現在のサプライチェーンには欠かせないものであり、例えばモバイル機器でバーコードを読み取ることによって、配送する荷物の追跡が可能になります。

従来、物流におけるデータキャプチャはハードウェア型の専用スキャナで実現されていましたが、最近の物流業者のあいだではスマートフォン型モバイルスキャン用端末への移行が進んでおり、これによりラストワンマイル全体の効率とサービスが向上しています。

さて、このモバイルスキャン用端末はラストワンマイル物流にどのようなメリットをもたらし、どのように活用すれば企業の競争力を強化できるのでしょうか。その答えが得られるよう、モバイルスキャン用端末がラストワンマイルにもたらす影響について詳しく説明しましょう。

ラストワンマイル物流におけるデータキャプチャの進化

配送のラストワンマイルは、配送プロセスの最も重要なステップであり、ここで荷物は最終工程を経て荷受人の手に渡ります。ソーシャルディスタンスの時代に突入し、eコマースが急増した結果、シームレスで正確な非接触配送に対する需要がかつてないほど高まっています。しかし、小売業者や物流業者は従業員やドライバーを増員してこの需要のピークに対処しているため、このような配送を調整し、お客様が期待する高品質のサービスを提供することがより困難にもなっています。

多くの物流チームに適したソリューションは驚くほど簡単なもので、従来のハードウェア型の専用端末からスマートデバイス型のモバイルスキャン用の端末に移行することです。モバイルデータキャプチャの技術が進歩したおかげで、カメラを内蔵するほとんどのスマートデバイス(スマートフォンからタブレットまで)を強力なデータキャプチャツールとして活用できます。

このモバイルスキャン・ソリューションは専用端末に匹敵する性能と信頼性を備えており、他に類を見ないメリットをもたらしてラストワンマイル配送におけるスピードアップと安全性の向上、ほぼ無限の拡張性を実現します。

1. スキャン効率

モバイルスキャン用端末の最大の利点のひとつは、従来のハードウェア型端末に匹敵する、エンタープライズ要件を満たす性能を提供する一方で、新しい革新的なテクノロジーを活用してプロセスに変革をもたらし、データキャプチャをさらに効率化できることです。

例えば、従来の端末ではひとつづつ荷物をスキャンするたびに端末のボタンを押す必要がありますが、ソフトウェアによるスキャンソリューションの場合には積荷目録(マニフェスト)をアプリにアップロードし、連続読み取りモードを起動して、一連のシーケンスで複数の荷物を素早くキャプチャするだけで、完全かつ正確な積み込み作業を遂行できます。使い勝手の良さと、効率化をもたらします。

もうひとつの例はスキャンディットのMatrixScanです。これにより1回のスキャンで複数のバーコードを検出、追跡、デコードでき、拡張現実(AR)オーバーレイによる視覚的なフィードバックで、どのバーコードが正常に読み取られたかを確認できます。

この「マルチスキャン」機能は、荷物の識別や仕分けを含む、ラストワンマイル配送の業務フローには極めて有用です。自分のスマートデバイスで荷物の山を1回スキャンするだけなので、配送ドライバーがScandit MatrixScanを使用して倉庫でより迅速に適切な荷物を車両に積み込んだり、受渡場所で瞬時に目的の商品を特定できるようになり、効率的で信頼性の高いスキャン操作が実現します。

スキャンディットのテクノロジーによってラストワンマイルのスキャン操作が効率化された実例については、スペインの配送業者NACEXの事例をご覧ください。スキャンディットのソリューションでラストワンマイル配送ドライバーのスキャン速度が2倍に向上し、各停車地点で大幅な時短を実現しています。

nacex worker delivering packages

2. 非接触配送

モバイルバーコードスキャンソフトウェアにより、ラストワンマイル配送のドライバーーはカメラを内蔵する、自身のスマートデバイスを使って仕分けや車両への積み込みを行えるため、会社が所有するハードウェアとの物理的な接触は一切なくなります。モバイルコンピュータビジョンは、倉庫での荷物の積み込みや仕分けから配達証明(PoD)のキャプチャまで、ラストワンマイルのあらゆる段階で安全な非接触の配送業務をサポートします。

配達証明の受け渡しはお客様が荷物を受け取ったことを確認する必須の作業ですが、ソーシャルディスタンスが要求されるため、従来の配達証明(紙の配達証に判子を捺したり、ドライバーの端末に受け取りサインすること)はドライバーや荷受人にとって安全ではありません。このため、ラストワンマイル物流チームは、スマートフォン型のモバイルスキャナを活用し、配達証明を電子的にキャプチャし、一切の物理的接触を回避しています。

スキャンディットのモバイルスキャンソリューションは、非接触型PoD(配達証明/Proof of Delivery)ウェブアプリを組み合わせることによって、このラストワンマイルの最終フェーズでお客様と配送ドライバーの安全性や快適性も確保できます。荷受人が自分のモバイルデバイスでウェブアプリを起動し、荷物をスキャンしてサインするだけで配達完了です。この革新的なシステムにより、PoD業務全体に関わる書類や人的ミスを解消し、非接触で配達証明を安全かつ正確に記録できます。

Contactless Proof of Delivery Web App on iOS devices

3. 総保有コスト(TCO)の削減

ラストワンマイル物流におけるモバイルスキャン用端末の大きな利点のひとつは、ハードウェア型のソリューションに比べて拡張性が高く、総保有コスト(TCO)を削減できることです。スマートデバイス型端末は従来のハードウェア型端末よりはるかに低コストであり、配送チームは臨時従業員を雇うたびに高価な機器に投資することなく、業務を拡張できます。それどころか、モバイルデータキャプチャのソフトウェアによって、ラストワンマイルの従業員は自分のスマートデバイスを、エンタープライズ要件を満たすモバイルスキャナとして使用できるのです。

このBYOD(Bring Your Own Device/私有端末の業務利用)方式では、ラストワンマイル物流のTCOを大幅に削減でき、ハードウェア型の専用端末に比べて最大2倍 の削減が可能になります。何よりスキャンディットのソリューションを採用すれば、スピードや性能を犠牲にすることなく、これだけのITコストの削減を達成できます。

当社のバーコード読み取りソフトウェアはこの領域では最も高速かつ高精度のテクノロジーであり、一般的なスマートデバイスの性能でもコスト効率のよい、高性能なデータキャプチャツールとして利用できます。

4. 耐久性とバッテリ性能

ラストワンマイル配送の性質上、配送ドライバーは頻繁な使用や道路の過酷な条件にも耐え得る、堅牢なスキャンツールを必要としています。幸い、新世代のスマートデバイスはますます頑丈になっており、落下や密閉度に関する耐久は専用のスキャンデバイスと比べても引けを取りません。スキャンディットのテクノロジーを採用したスマートデバイスは、低コストで極めて耐久性の高い筐体も備えているため、あらゆるラストワンマイルのユースケースで活躍します。

また最新世代の頑丈なスマートデバイスは、スキャンディットのテクノロジーを採用した場合に優れたバッテリ性能も実現します。Samsung XCover Proでは1回の充電で平均1万2,760回スキャンでき、1日の平均スキャン回数とされる約2,000回/シフトの6倍を超えています。加えてスキャン性能も優れているため、世界中の物流チームがラストワンマイルの業務全体でスキャンディットのソリューションを活用しているのも意外なことではありません。

スキャンディットでラストワンマイルを超越する

企業がモバイルスキャナを使用してラストワンマイルを超越し、コスト効果の高いデジタル・トランスフォーメーションを実現する方法については、それをテーマにした無料のeブック(英語)をお読みください。このベストプラクティスガイドでは、ラストワンマイルの変革を推進する最近の傾向について述べ、最小限の先行投資で即時にモバイルバーコードスキャン機能を活用できる方法を紹介しています。

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投稿日 | 配送