Barcode ScannerおよびOCR SDK 6.4の新規リリース
| 製品リリース

Scandit Barcode ScannerおよびOCR SDK 6.4の製品版リリースを発表します。
6.4にはいくつかの更新事項がありますが、特筆すべきものを以下に述べます。
バーコードスキャン性能の向上
Code 128 / EAN(JAN)デコーダの低解像度コードでの性能がさらに向上し、読取距離が長くなりました。また、回転を伴う場合のMicroQRデコーダ性能も向上しました。
デフォルトのシンボル読取幅が拡大し、スキャナの設定で最大バーコード長を変更しなくてもデフォルトで長いバーコードをスキャンできるようになりました。詳しくはこちらをご覧ください。
Cordova/Phonegapプラグインのリビジョン
6.4リリースでは、DataCaptureViewのサイズ/位置決めを手動で行える機能を追加しました(5.xリリースにあった機能と同様)。
Cordova/PhonegapでもTextCaptureの利用が可能になり、機械可読領域のあるパスポートやIDカードの文字をスキャンできるようになりました。
新しい6.x APIによるCordova/Phonegapのスタートガイドをお読みください。
Xamarinプラグインのリビジョンを製品化
旧リリースの6.2では、6.0 APIの方針に従ったXamarinプラグイン用の新しいAPIを盛り込みました。メジャーチェンジであったため、6.2/6.3リリースではこのAPIをベータ版としました。6.4リリースでは、Xamarin 6.xプラグインを初めて製品版としてリリースします。
Xamarin iOSおよびXamarin Androidのスタートガイドをお読みください。
ID Scanning
6.4には、バーコードやMRZがなくてもIDカードや運転免許証の表面をスキャンできる新機能の最初のバージョンが盛り込まれています。これにより、バーコードや機械可読領域のないEU運転免許証もスキャンできるようになりました。
この機能により、米国運転免許証についても、表面のデータと裏面のバーコードの両方をスキャンできるようになりました。
すべての変更点については、以下のリリースノートをご覧ください。
- リリースノート:6.4 iOS
- リリースノート:6.4 Android
- リリースノート:6.4 Cordova
- リリースノート:6.4 Xamarin iOS
- リリースノート:6.4 Xamarin Android
これらの変更に関してご不明な点があれば、support@scandit.comまでお気軽にお問い合わせください。