シムトップス、ペーパーレス現場帳票「i-Reporter」にスキャンディットの高速・高精度バーコードスキャン技術を連携

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シムトップス、ペーパーレス現場帳票「i-Reporter」にスキャンディットの高速・高精度バーコードスキャン技術を連携

株式会社シムトップス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:水野貴司、以下:シムトップス)とスキャンディット合同会社(所在地:東京都渋谷区渋谷、代表:Samuel Mueller、以下:スキャンディット)は、現場帳票の電子化による現場業務のDX推進に向け、両社のソリューション連携を開始します。本連携により、シムトップスでは新機能「i-Repo Scan」を提供開始します。

i-Repo Scanは、シムトップスが提供するiPad, iPhone, Windowsタブレットによる ペーパーレス「現場帳票」記録・報告・閲覧ソリューションConMas i-Reporterと、スキャンディットが提供する独自のコンピュータビジョン技術と機械学習(ML)を駆使したScandit Barcode Scanner SDKを連携させた新機能です。複数バーコードの一括読み取りや、ひとつのシーケンスでの連続読み取りが可能なMatrixScanにより、従来実現できなかったバーコードスキャンのソリューションを電子帳票にノーコードで簡単に組み込むことができます。これにより、現場帳票の電子化による現場業務のDX推進に新たな先進的バーコードソリューションを提供します。

i-Repo Scanの主な特長は以下の通りです。

  • 複数バーコードの一括読み取り
  • 複数バーコードをひとつのシーケンスで連続読み取り
  • ダイレクトパーツマーキング(DPM)の読み取り
  • 拡張現実(AR)によるオーバーレイ表示

専用バーコードリーダーと比較した場合においても、以下のような効果が見込めます。

  • 導入コストを5分の1に削減可能
  • バーコードの読み取り速度を3倍高速化
  • バーコード使用の在庫管理を40%高速化

適用できる業務範囲も広く、棚卸や入出庫、ピッキング等バーコードを活用する業務であれば適用が可能です。

​​なお、本連携の取り組みは構想段階より旭鉄工株式会社様(本社:愛知県碧南市、代表取締役社長:木村哲也様)にご賛同頂いており、補給品在庫管理及び、測定具在庫管理業務にてPoCを実施頂いております。

i-Repo Scanをご紹介するオンデマンド・ウェビナーをシムトップスのウェブサイトにて公開しています。

https://cimtops.smktg.jp/public/seminar/view/2478

<旭鉄工株式会社からのエンドースコメント>

「この度の、i-ReporterとScanditの連携発表を心より歓迎します。
旭鉄工株式会社は、かねてからiXacs活用による製造DXを実践し、それらのデータ活用によって改善活動を行い、100ラインの生産性を平均43%向上し、今では年間4億円の労務費低減、設備投資としては累計8億円以上の節減を実現しております。さらなる現場DXの推進のために株式会社シムトップス様と連携し、品質管理等の現場帳票のペーパレス化をi-Reporterで展開しております。今回は、i-Reporter with Scanditを先行で利用し、補給品在庫管理及び、測定具在庫管理をアナログ管理からデジタルに全面移管していくことを目標にPoCを実践しております。未だ他社が行っていない先進的な手法で、これらのデータをデジタル化し管理・活用していく所存です。今後、両社のさらなる緊密な協業により、弊社の現場DXがさらに発展することを期待しています。」

<スキャンディット合同会社からのエンドースコメント>

「スキャンディット合同会社は、この度のScanditの高性能なバーコードスキャン技術と
現場帳票ペーパーレス ソリューション『i-Reporter』との連携ソリューション展開に、大きな期待をしております。当社が提供するScandit MatrixScan機能と『i-Reporter』の連携により、製造現場における棚卸、入出庫、ピッキング、原材料の誤投入防止などの現場業務を飛躍的に効率化・迅速化に、より大きく貢献できるものと確信しております。今後は、シムトップス社と協調して、製造業のお客様へ高性能なバーコードスキャン技術による現場DXの実現を積極的に推進して参ります。」

スキャンディット合同会社 日本事業責任者 関根正浩

■株式会社シムトップスについて
シムトップスは、1991年に国産生産スケジューラ専門会社の草分けとして誕生しました。
多くのお客様での生産スケジューリングや工程管理システムの構築、運用を通して得たノウハウを製品にフィードバックしながら、製造現場で使える生産スケジューラ、工程管理システム、IoTデータ収集ソリューション、iPad、iPhone、Windows「現場帳票」ペーパーレス ソリューションなど真に現場で使えるパッケージ製品を開発しています。

本社所在地 :〒141-0021 東京都品川区上大崎2-25-2 新目黒東急ビル10F
代表 :代表取締役社長 水野 貴司
事業内容 :◆個別受注生産向け生産スケジューラ、生産管理システムDIRECTORの開発/販売
◆「現場帳票」ペーパーレス ソリューション ConMas i-Reporterの開発/販売
◆製造・保守点検・建設などの現場の進捗管理・コミュニケーションツールnXProjectHubの開発/販売
◆BOPプロセスエディタ MPPCreatorの開発/販売

【製品サイトURL】
https://i-reporter.jp/

■スキャンディット合同会社について

スキャンディットはスイス Scandit AG (以下、Scandit)の日本支社です。Scanditは2009年にスイス・チューリッヒにおいて設立。創業メンバーはチューリッヒ工科大学、及び米マサチューセッツ工科大学の博士号取得者でIoTの研究開発から発展しました。企業及び消費者に対し、コンピュータビジョンをもちいて物理、及びデジタル世界を融合させることにより、日々の生活における物体との相互通信を可能にします。

Scanditのテクノロジーは、先進的なバーコード読み取り、文字認識(OCR)、物体認識、およびAR(拡張現実)を組み合わせた、独自の機械学習プラットフォームで、スマートフォンやドローン、ウェアラブル・デバイスやロボットなど、カメラを搭載したいかなるスマートデバイスでも活用できます。

小売、流通、運輸、及び製造業における顧客企業が、スキャン&ゴー、セルフスキャン、店舗オペレーション、ラストワンマイル効率化、資産管理などにおいて、専用端末をスマートフォンに切り替え、自社のモバイル・アプリケーションを強化するためにScanditを採用しています。
その他ヘルスケア産業では、患者、投薬、検体、備品の追跡などにScanditを活用しています。
Scanditのテクノロジーは、業務におけるコストと時間を削減し、売上と従業員や顧客の満足度を向上させます。

Scanditを活用し自社のデジタル変革を成功裏に進めている企業には、イオンリテール、オーケー、東急ハンズ、ヤマト運輸、トヨタ自動車(米)、アラスカ航空、セブンイレブン(米)、FedEx、DHL、La Poste、Hermes UK、Carrefour、Coop(デンマーク)、Decathlon、Levi’s、Paul Smith、Coach、Sephora、NHS(英国国民保健サービス)などが含まれます。

【製品サイトURL】
www.scandit.com/jp

■旭鉄工株式会社について

弊社は今年で創業80周年となる、自動車部品製造会社です。
1941年の創業以来、エンジン部品、トランスミッション部品、ボディ部品、サスペンション部品といった幅広い製品群を生産しお客様の要望に応えてまいりました。
アルミダイカスト、熱間鍛造の粗材から機械加工、プレス加工、樹脂成形、溶接、組み付けまで幅広い工法を駆使し一貫生産できることが弊社の特長です。

また、特に最近はトヨタ生産方式に則ったカイゼンを全社一丸となり強力に推し進めており、あちこちのラインで出来高が大幅にアップするなど大きな成果が出ております。

トヨタ自動車で21年間勤務した経験を生かし、生産現場のカイゼンはもちろん、
全部門において仕事の仕組みや考え方・やり方、組織のあり方、技術開発内容まであらゆる点で変革を強力に進めております。

【企業サイトURL】
http://www.asahi-tekko.co.jp/