Scandit Express アプリの始め方

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製品&ソリューション

このブログでは、Scandit Express の導入手順をご案内します。Scandit Express は、追加開発なしであらゆるデバイスにスマートなデータキャプチャを実装できる、エンタープライズ対応モバイルアプリです。

Scandit Express アプリのご紹介

Scandit Express は、バーコード、テキスト、IDのスマートなスキャンや偽造ID検知を、スマートフォン、タブレット、ハンディターミナルに最も手早く追加できる方法です。ダウンロードしてセットアップすれば、数分でスキャンを始められます。

Scandit Express を試す準備はできましたか?ここからインストール方法をご案内します。

テストをしながらすぐに試せるよう、画面上にサンプルコードをご用意しています。ただし、より詳細な評価には印刷されたコードをご利用ください。画面サイズや解像度によって、スキャン性能に影響する場合があります。

1. Scandit Express のインストールと設定

Scandit Express のセットアップはわずか数分で完了します。手順は以下の通りです:

無料トライアルに登録する

  1. Scandit Expressのサインアップページ にアクセスします。
  2. アカウントを作成する(すでにお持ちの場合はログイン)。
  3. ダッシュボードの「Projects & License Keys」欄で「Default Project」を選択。

Scandit Express アプリを入手する

  1. プロジェクトの QR コードをスマートデバイスでスキャンします。
  2. QR コードから App Store(iOS)または Play ストア(Android)にアクセスし、Scandit Express アプリをインストールします。

インストールと権限の許可

  1. Scandit Express アプリをインストールして開きます。
  2. プロジェクトコードを以下のいずれかの方法でスキャンします。
    1. ダッシュボードとは別のデバイスでアプリを開く場合
      1. 「Scandit Express の使い方」画面で SCAN PROJECT CODE をクリックします。
      2. アプリがカメラの使用許可を求めます。(バーコードスキャンにはカメラアクセスが必要です)
      3. プロジェクトダッシュボード上の QR コードを再度スキャンします。
    2. ダッシュボードと同じデバイスでアプリを開く場合
    1. Scandit ダッシュボードで Copy project code をタップします。
    2. Scandit Express アプリに切り替え、Enter code manually をタップ。プロジェクトコードを貼り付けます。
  3. これで Scandit Express のホーム画面が表示されます。画面は以下のようなイメージです: 

キーボードを設定する

  1. SET UP KEYBOARD をタップします。
  2. Android の場合
    1. GO TO SETTINGS をタップします。
    2. Scandit Express をオンにします。ダイアログが表示されたら OK をタップ。
  3. iOS の場合
    1. キーボードで Scandit Express を言語として選択します。
    2. Enable full access to scan をタップ。
    3. キーボード画面で Allow Full Access をオンにします。
    4. ポップアップウィンドウで Allow をタップ。
    5. Scandit Express アプリで Done をタップ。

これで準備完了です。あらゆるアプリに直接スキャンできるようになりました!

2. バーコードスキャンを試してみる

Scandit Express のインストールが完了したら、さっそく使ってみましょう。

  1. デバイスのキーボードで文字入力ができる任意のアプリを開きます。
    • iOS:メモやメッセージ
    • Android:Keep、メモ、メッセージ、またはスプレッドシートなど
  2. テキストフィールドにカーソルを置きます。
  3. デバイスのキーボードで Scandit Express Keyboard に切り替えます(必要に応じて地球儀アイコンをタップ)。
  4. SCAN BARCODE をタップします。
  5. カメラを任意のバーコード、または下の画像に向けて、キャプチャボタンをタップします。

スキャンしたデータは、入力の手間なしで即座にテキストフィールドに表示されます。

精度モードと速度モード

Scandit Express では、さまざまなユースケースに合わせてパフォーマンスや操作感を最適化できる、異なるスキャンモードをサポートしています:

モード   

使用方法

最適な用途

精度モード

視野内のすべてのバーコードをハイライト表示し、ユーザーはキャプチャボタンで1つずつバーコードを選択します。

高精度や重要なワークフロー向け

スピードモード

ユーザーはキャプチャボタンをタップせずに、バーコードを連続して高速でスキャンできます。

大量スキャン、在庫管理、小売商品の照会、モバイルPOS(mPOS)向け

お試しください

  1. 上記の手順に従い、Scandit Express のユーザーインターフェイス下部でスキャンモードを切り替えます。
  2. カメラ画面の下で SPEED をタップします。
  3. 一連のバーコードにカメラを向けるか、下の画像を順にスキャンします(キャプチャボタンは使用しません)。
    • バーコードの上にオーバーレイが表示され、スキャンが成功するたびに「View list」のカウンターが増加します。
  4. スキャンが完了したら、View list をタップして、バーコードデータとシンボロジーの種類を確認します。
  5. 次に、カメラ画面下の ACCURACY をタップし、キャプチャボタンを使って各バーコードをスキャンする手順を繰り返します。

ここまでで、Scandit Express のキーボードウェッジ機能を使用してきました。
アプリから直接 CSV ファイルにスキャンすることも可能です。その場合は、アプリのホーム画面にある SCAN AND EXPORT タイルを使用します。

3. ID スキャン:ID データを正確に取得

Scandit Express は、バーコード、機械可読領域(MRZ)、および運転免許証やパスポートなどのIDに印字された人間可読テキストからデータを取得できます。これにより、手入力せずに素早く詳細を確認できます。

試してみましょう

  1. Scandit Express アプリを開きます。
  2. SCAN IDS をタップします。
  3. カメラを身分証明書の表面に向けます。
    • トライアルでは、デフォルトで米国の運転免許証およびEU/シェンゲンパスポートに対応しています。
    • ダッシュボードで追加の書類を設定することも可能です。
  4. ID が有効な場合は、緑色の VERIFICATION PASSED 画面が表示され、書類の詳細が確認できます。
    • ID が無効な場合は、赤色の VERIFICATION FAILED 画面が表示され、失敗理由が示されます。
  5. SCAN NEXT DOCUMENT をタップして次のスキャンを続けます。
  6. カメラ画面でいつでも Done をタップすると、データを CSV ファイルとしてエクスポートできます。

自分のIDをスキャンする場合も、セキュリティは心配不要です。すべてのデータ処理はデバイス上で行われ、Scandit にデータが保存されることはありません。

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4. バッチモード:複数のバーコードを一度にスキャン

大量のバーコードを素早く取得する必要がありますか?
バッチモードでは、複数のアイテムやマルチコードラベルを同時にスキャンし、アプリに送信する前にリストを確認できます。在庫カウント、配送確認、梱包作業に最適です。

試してみましょう

  1. Scandit Express アプリを開きます。
  2. SCAN BARCODES をタップします。
  3. カメラ画面の下で BATCH をタップします。
  4. バーコードのグループ、または下の画像全体にカメラを向け、キャプチャボタンをタップします。
  5. スキャンが完了すると、すべてのバーコードの上に青いチェックマークが表示されます。View list をタップして、バーコードデータとシンボロジーの種類を確認できます。
  6. カメラ画面でいつでも Done をタップすると、データを CSV ファイルとしてエクスポートできます。

5. スマートラベルキャプチャ:バーコードとテキストを同時にスキャン

スマートラベルキャプチャでは、バーコードと印字テキスト(シリアル番号、車両識別番号(VIN)、賞味期限など)を1回のスキャンで読み取ることができます。

試してみましょう

  1. Scandit Express アプリを開きます。
  2. SCAN LABELS をタップします。
  3. バーコードとテキストフィールドを含むラベル、または下の画像にカメラを向け、キャプチャボタンをタップします。
    • Scandit Express アプリでは、デフォルトで消費者向け電子機器のラベルに対応しています。その他のラベルを使用する場合はサポートにお問い合わせください。
  4. スキャンが完了したら、View list をタップしてラベルデータを確認します。
  5. カメラ画面でいつでも Done をタップすると、データを CSV ファイルとしてエクスポートできます。

この電子機器ラベルをスキャンしてみてください。IMEI 1、IMEI 2、シリアル番号、UPC が含まれています。

Scandit Express がサポートする追加機能

基本操作に慣れたら、Scandit Express のより高度な機能も試してみましょう。
これらの設定方法はすべて、Scandit Expressのドキュメントに記載されています。

スキャン機能

日常的なユースケースでのバーコード、テキスト、ID のスキャンにおいて、時間を節約し、エラーを減らすための機能です:

データワークフローのオプション

キーボードウェッジやスキャン&エクスポート機能に加え、Scandit Express には既存システムに柔軟に対応できる追加のデータワークフローがあります。

  • デバイスペアリング
    Bluetooth またはオンライン接続を使用して、別のデバイス上の Web アプリやネイティブアプリにデータを出力できます。
  • カスタムデータ転送
    CSV や Google スプレッドシートの入出力を設定し、既存システムとのフォーマットや整合性を確保できます。
  • Safari 拡張機能
    Web 上のテキストフィールドで、スキャンボタンをワンタップするだけで Scandit Express にアクセスできます。

エンタープライズ向け導入

Scandit Express は、モバイルデバイス管理(MDM)やエンタープライズモビリティ管理(EMM)システムを活用することで、導入やアプリ設定を効率化します。設定手順については「Production Rollout」をご参照ください。

Scandit Express を業務で活用する

自社のワークフローで Scandit Express を試す準備ができたら、私たちのチームがサポートいたします。

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