スキャンディット、新機能MatrixScan Findを発表

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Searching shelves of boxes

Smart Data Captureのリーダーであるスキャンディットは本日、スマートデバイス上の拡張現実(AR)オーバーレイを利用して、ユーザー企業の従業員や消費者の商品検索をより迅速に行えることを目的に設計された、アウト・オブ・ザ・ボックス* ソフトウェアMatrixScan Findを発表しました。スキャンディットのSmart Data Captureプラットフォームの一部であるMatrixScan Findは、目視と手動による検索作業と比較して、効率と精度においてより優れた検索体験を提供します。

*アウト・オブ・ザ・ボックス =インストール直後から、設定を必要とせずに動作する製品。

In-store order picker using augmented reality (AR) on a smartphone to find a product

現場の最前線でピッキングや梱包作業などに従事するスタッフは、商品を探すのに苦労することがよくあります。特に、香辛料、化粧品、靴、DIY用品、段ボールの箱など、見た目が似ている商品群の中から特定の商品を探し出すのは大変なことです。MatrixScan Findは、拡張現実オーバーレイの技術を活用することで、ユーザーが探しているものをより早く見つけられるよう視覚的に支援します。これにより、ユーザー企業は生産性と効率の向上を同時に実現することが可能になり、店舗スタッフは、お客様対応や在庫管理などの付加価値の高い業務により効果的に専念できるようになります。

MatrixScan Findは、わずか数行のコードで既存のネイティブアプリケーションに簡単に統合できる拡張現実機能を使用し、画期的な検索体験の実装をより簡略化すること目的に設計された開発済みのインターフェースも備えています。これにより、IT部門は従業員と消費者の両方に対して、直感的なユーザーエクスペリエンスを迅速に提供することが可能になります。

スキャンディットの共同創業者 でCTOであるChristian Floerkemeierは、次のように述べています。
「拡張現実で実現するSmart Data Captureソリューションを実際にご覧いただければ、この革新的で次世代的な拡張現実ソリューションが、企業のワークフローに革命をもたらし、ヒューマンエラーをほぼゼロにすることを即座に理解されるでしょう。スキャンディットは、ビジネスプロセス、ユーザーエクスペリエンス、ならびに企業アプリケーションへの拡張現実の実装を成功させるために必要とされる、コンピュータビジョン・テクノロジーを深く理解しています。企業は、既成概念にとらわれない新たなソリューションであるMatrixScan Findを活用することで、社内に必要な技術的専門スタッフを持つことなく、従業員をサポートし、顧客を満足させる優れたソリューションを提供することができます」

ヒューマンエラーを防止

多くの類似商品の中から目視で一つの品物を探すのは、非常に時間がかかり、何度もエラーを起こす原因になります。例えば、オンライン注文された商品を発送のためにピッキング・梱包する際、配送担当者は、同じような箱で埋め尽くされた倉庫に行かなければいけません。店頭での在庫確認は、店員が正しい商品を見つけるために商品棚を次々とスキャンする際に、速やかに作業することが求められます。正しい商品を見つけるには時間がかかり、ミスも起こりやすいため、従業員も待っている顧客もいらだちを感じてしまいます。MatrixScan Findは、スマートデバイスの画面上にガイダンスを明確且つ瞬時に表示させることで、手作業による煩わしい検索作業をテクノロジーが代行し、店員が来店客をスマートにサポートできるようにすることで、顧客満足度とロイヤルティを向上させます。

小売業者は、自社がお客様向けに提供するアプリケーションにMatrixScan Findを導入し、消費者に検索機能を提供することも可能です。消費者は自分のデバイスで、魅力的で分かりやすい拡張現実のインターフェースを通じて、希望する商品についてさらに詳しく知ることが可能になります。

カスタマイズ可能なユーザーインターフェースで柔軟に従業員をサポート

小売、物流、ならびにフルフィルメントに関連する企業は、労働力の確保と維持に苦労しており、また、繁忙期の需要のピークや低迷に対応するために処理能力を向上させる必要があります。MatrixScan Findを導入することで、担当するスタッフは、新入社員であろうと短期契約社員であろうと、スマートデバイスの画面が導くサポートとガイダンスに従って業務を遂行し、生産性を向上することができます。

MatrixScan Findのビルトイン・ユーザインターフェースは、小売、物流、配送におけるそれぞれのワークフローに対応するよう設計されており、個々の品目をピンポイントで特定するためのカスタマイズ可能なカラーオーバーレイや通知アラート、一時停止機能、正確なインサイトを提供するための品目カルーセル表示など、細かい機能にこだわって開発されました。

MatrixScan FindはiOS および一部の Android デバイスで現在利用可能です。MatrixScan Findは一括スキャン機能MatrixScanのテクノロジーを活用し、複数のバーコードを同時に検索、追跡、解読します。さらに、SparkScanにも数行のコードで統合することができ、商品の位置情報とスキャニングの両方を含む完全なデータキャプチャ・ソリューションを作り出すことも可能です。

参考資料
商品ページ
映像

スキャンディットについて
スキャンディットはSmart Data Capture領域におけるリーダーであり、「比類のないスピード、正確性そしてインテリジェンスですべてのビジネスパーソンとコンシューマにSuperpower(超越した力)」を提供します。Scandit Smart Data Captureプラットフォームはスマートフォン、ドローン、デジタルアイウェア、ロボットなどのスマートデバイスで使用でき、バーコード、テキスト、身分証明書(ID)に加え、オブジェクトからもデータを認識して、エンドツーエンドのプロセスの自動化とインサイトをもたらします。

スキャンディットのテクノロジーはハンディターミナルと比較して最大3倍の速さでデータを正確にスキャンし、汚れや傷によって読みにくいバーコードや、光の反射や角度による悪条件下、また複数のバーコードでも正確に一括でスキャンできます。スキャンディットを活用したイノベーションにより、大幅なコスト削減、従業員の利用定着率と顧客満足度の向上を実現します。スキャンディットは製品トライアル、ソリューション設計、インテグレーションからカスタマーサクセスまで全面的にお客様をサポートします。

イオンリテール、オーケー、ハンズ、ベルク、U.S.M.H、ヤマト運輸、カルビー、Instacart、Levi’s Strauss、FedEx、DHLなど、小売、輸送・物流、ヘルスケア、製造業のマーケットリーダー企業がスキャンディットを活用しています。
詳細については、www.scandit.com/jpをご覧ください。