オーケー、ネットスーパーのピッキング業務にScanditバーコードスキャン搭載モバイルアプリを採用

QRコードを活用し、ネットでも『高品質・Everyday Low Price』を実現

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オーケー、ネットスーパーのピッキング業務にScanditバーコードスキャン搭載モバイルアプリを採用

モバイル・コンピュータビジョンおよびAR(拡張現実)のリーディングプラットフォームを企業向けに提供するスキャンディット合同会社(所在地:東京都渋谷区、代表:Samuel Mueller、以下:スキャンディット)は、関東でディスカウント・センター及びディスカウント・スーパーマーケットを展開するオーケー株式会社(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:二宮 涼太郎、以下:オーケー)が、10月にオープンしたネットスーパーのピッキング業務効率化のために、スキャンディットが提供する独自のコンピュータビジョン技術と機械学習(ML)を駆使したプラットフォーム「Scandit Barcode Scanner SDK」および「MatrixScan AR*」を搭載したスマートフォンアプリを導入したことを発表しました。

スキャンディットとオーケーは本年2月、「Scandit Barcode Scanner SDK」および「MatrixScan AR」を搭載したスマートフォンをオーケーの全店舗に配布し、店舗スタッフの負荷軽減とオペレーションの高度化に向けて協業していくことを発表していましたが、その第一弾として、ネットスーパーのピッキング業務にスキャンディットを搭載したアプリを導入しました。

ネットスーパーの運用設計段階では紙のリストを使ったピッキングが予定されていましたが、実証実験において目視確認ではワインや乳製品などパッケージが似ている商品はピッキングに時間がかかり、ミスも起こりやすいことが判明したため、スキャンの必要性を痛感し、複数のバーコードリーダーを比較検討した結果、読み取りの速さと精度の高さでスキャンディットの導入を決めました。

ピッキングアプリは、マインドアイル株式会社(所在地:東京都千代田区、代表:森田 太基)がわずか3か月で開発し、紙のリストを使ったピッキングでは1商品あたり5秒かかっていたところ、アプリでは2秒に短縮され、ピッキングミスも6%がほぼ0%にまで削減されました。

オーケー株式会社 執行役員 IT本部 本部長 田中 覚様は今回の導入に関し以下のように述べています。
「デジタル技術を活用し、店舗オペレーションの効率化、業務の高度化、スタッフの満足度向上、さらには顧客満足度の向上を目指すためには、スキャン技術を利用した業務アプリケーションの開発が非常に重要でした。アプリの使い勝手を実用レベルに高めるためにはスキャンディットは必要不可欠で、実際に使用している店舗スタッフも反応の速さには非常に満足してくれています。新人スタッフでも熟練スタッフと同じ業務品質でピッキングできるようになったことは大きな成果で、今後はさらにスキャン技術を活用し、店舗オペレーションを進化させて行きます。

*コンピュータビジョン:「画像認識システム」と言われ、コンピュータが人の目に代わりデジタルな画像、または動画を識別する研究分野である。Scanditはモバイルに特化した独自のコンピュータビジョンの開発販売を展開。
**Scandit MatrixScan AR 機能に関する参考動画:https://www.scandit.com/jp/resources/videos/matrixscan/

オーケー株式会社について:

オーケーは、国道16号線内の1都3県に131店(2021年10月現在)を経営するディスカウント・スーパーマーケットです。経営方針は、『高品質・Everyday Low Price』、経営目標は、『借入無しで年率20%成長を達成する』 です。

  • 品質の良い商品の中から、価値のある商品・美味しい商品・鮮度の良い商品・健康に良い商品・便利な商品を慎重に選んで販売しています。
  • Everyday Low Price 毎日が特売です。だから、オーケーには特売日がありません。
  • 毎週月曜日に商品情報を発行して、新商品・値下げ商品等をお知らせしています。
  • 『万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせ下さい。値下げします。』のポスターを掲げ、ナショナルブランド商品については、地域一番の安値を目指しています。
  • オーケーの価格が競合店の価格 (特売品・目玉品を含む) より高い場合、私たちは、『競合店に対抗して値下げしました。』のPOPをつけ、値下げして販売します。だから、オーケーで買って損をすることはないのです。
  • 生鮮食品については、高鮮度・美味しさ・高品質を先ず吟味し、その上で安さを訴求しています。

スキャンディットについて:

Scandit(スキャンディット)はスイス Scandit AG (以下、Scandit)の日本支社です。Scanditは2009年にスイス・チューリッヒにおいて設立。創業メンバーはチューリッヒ工科大学、及び米マサチューセッツ工科大学の博士号取得者で、IoTの研究開発から発展しました。企業及び消費者に対し、コンピュータビジョンをもちいて物理、及びデジタル世界を融合させることにより、日々の生活における物体との相互通信を可能にします。

Scanditのテクノロジーは、先進的なバーコード読み取り、文字認識(OCR)、物体認識、およびAR(拡張現実)を組み合わせた、独自の機械学習プラットフォームで、スマートフォンやドローン、ウェアラブル・デバイスやロボットなど、カメラを搭載したいかなるスマートデバイスでも活用できます。

小売、流通、運輸、及び製造業における顧客企業が、スキャン&ゴー、セルフスキャン、店舗オペレーション、ラストワンマイル効率化、資産管理などにおいて、専用端末をスマートフォンに切り替え、自社のモバイル・アプリケーションを強化するためにScanditを採用しています。その他ヘルスケア産業では、患者、投薬、検体、備品の追跡などにScanditを活用しています。Scanditのソリューションは、業務におけるコストと時間を削減し、売上と従業員や顧客の満足度を向上させます。

Scanditを活用し自社のデジタル変革を成功裏に進めた企業には、イオンリテール、オーケー、東急ハンズ、7-Eleven Inc、FedEx、Toyota Motors USA、Levi Strauss & Co、Coach、Alaska Airlines、Macy’s、 Carrefour、Sephora、Hermes UK、NHS Digital、La PosteやMount Sinai Hospitalなどが含まれます。
www.scandit.com/jp

■報道機関からのお問い合わせ先:
スキャンディット合同会社 広報(共同ピーアール株式会社内)
担当:小野寺・仙場・大川
電話:03-6260-4863  
E-mail:scandit-pr@kyodo-pr.co.jp