スキャンディット、SDK 8を発表:理解して行動する、AI駆動のデータキャプチャ
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2025年11月6日
Smart Data Capture技術のリーディングカンパニーであるスキャンディット合同会社(本社:東京都渋谷区)は本日、最新のメジャーリリースであるSDK 8を発表しました。データキャプチャの時点でインテリジェンスを組み込むよう設計されたScandit SDK 8は、従来のバーコードスキャンを革新します。Scandit AI Engineを搭載したSDK 8は、現場の従業員や企業に対して、状況に応じて適応し、データキャプチャを自動化し、プロセスを加速させるワークフロー支援機能を提供して、運用コストの削減と生産性の向上を実現します。
小売、物流、航空、医療などのあらゆる業界で、現場のワークフローはますます複雑化しており、キャプチャすべきデータポイントは増加し、リソース制約も厳しさを増しています。Scandit SDK 8により、企業はこれまで手動で行われていた、エラーが起きやすく、時間のかかる工程を自動化して、エラーの削減と業務の効率化を図ることで、重要なワークフローを効率化できます。現場の従業員は、拡張現実(AR)オーバーレイのガイドに従って業務を円滑に進めながら、最適化された在庫補充や例外処理を伴う荷受けなど、収益性向上につながる作業に集中できるようになります。
小売店のスタッフからラストワンマイルを担う配送ドライバーまで、Scandit SDK 8はスキャン環境やユーザの意図に応じてダイナミックに調整され、バーコード、テキスト、ID(身分証明書)など、選択されたデータのみをリアルタイムでインテリジェントに検出して読み取ります。ユーザの状況に自動的に適応することで、ワークフローの中断を最小限に抑え、スキャンするラベルの状態や量に関係なく、現場の従業員の生産性を向上させます。
新たに追加された機能:
- AIを活用したバーコードスキャン:混在した環境でも正しいバーコードをより簡単にスキャンできるよう、設定を動的に調整するよう強化された機能により、ユーザのストレス、作業中断、エラーを軽減します。新たに導入された高度なAIアルゴリズムにより、意図的なスキャンと誤って重複したスキャンを自動的に区別します。バーコードが読み取れない場合には、値をキャプチャするためのバックアップとして、テキスト認識(OCR)を自動的に起動します。
- MatrixScan Pick:MatrixScan Pickは、店舗のバックヤードや倉庫、フルフィルメントセンターなどの動的な環境で、ユーザが複数の商品を同時にスキャンし、関連する作業をARオーバーレイで直ちに確認することを可能にします。ユーザはタップするだけで、ARオーバーレイとやり取りし、操作を確認し、ステータスを更新できます。棚卸監査などのワークフローで最大6倍の速さで処理を完了でき、作業の実行精度も向上します。ある高級ファッション小売企業は、MatrixScan Pickを活用して荷受け業務を効率化することで、年間100万ドル以上の人件費を削減できました。推測の必要性をなくし、エラーを減らすことで、新人スタッフの研修時間も最小限に抑えられます。
- Smart Label Capture:同じラベルからバーコードとテキストデータを同時に抽出することで、手入力と比べて10倍以上の速さでの処理が可能です。生鮮品の消費期限のチェックや価格チェックに不可欠であり、企業はコンプライアンスチェックや食品ロス削減に必要な情報を正確にキャプチャできます。このような処理を自動化することで、ミスを減らし、収益を向上させ、顧客満足度も高めることができます。
スキャンディットのCTO兼共同創設者のChristian Floerkemeierは、以下のように述べています。「多くのデータキャプチャツールが、ユーザの判断のみに依存しています。SDK 8とScandit AI Engineにより、インテリジェンスはワークフローそのものに組み込まれるようになります。ユーザの意図を理解し、次のステップを予測し、リアルタイムのインサイトでその実行をガイドします。このようなSmart Data Captureの進化により、企業は収益、効率、顧客満足度の向上を実現できます」
SDK 8でのその他のアップデートとして、MatrixScan CountにBarcode Clusteringが追加されています。これにより、同一商品に属する複数のバーコードを自動的に識別し、1つずつスキャンする必要がなくなります。Barcode Clusteringは、データキャプチャを最大20倍高速化し、関連データを正確に紐付けることで、棚卸や荷受けなどの複数バーコードを扱うワークフローを効率化します。
また航空業界向けソリューションでは、ID Boltのアップグレードにより、電子ビザや招聘状などの非構造化フォーマットへの対応によって、より多くの渡航書類のキャプチャが簡素化されます。チェックイン手続き時に自宅でこれらの書類をスキャンできるようにすることで、空港での乗客体験が効率化され、航空会社の業務負担も軽減されます。新たに追加されたホワイトラベリングとUI/UXのカスタマイズ機能により、航空会社はID Boltのデザインを自社ブランドに合わせやすくなり、オンライン上で一貫性のある信頼できるユーザ・エクスペリエンスを提供できます。
Scandit SDK 8の詳細については、以下をご覧ください。
スキャンディットについて
Smart Data Capture分野のリーダーであるスキャンディットは、実用的なインサイトの提供とプロセス全体の自動化により、働く人、お客様、そして企業に圧倒的なパワーを与えます。スキャンディットのSmart Data Captureプラットフォームは、バーコード、テキスト、身分証明書(ID)、オブジェクトから、他に例を見ないスピード、正確性、インテリジェンスをもってデータを取り込むことにより、スマートフォン、ハンドヘルドコンピューター、ドローン、デジタルアイウェア、ロボット、固定カメラなどのスマートデバイスと物理的な商品との間のインタラクションを実現しています。
コストを大幅に削減し、従業員の定着率と顧客ロイヤリティを向上させるイノベーションを起こします。スキャンディットは、トライアル、ソリューションデザイン、インテグレーション、カスタマーサクセスのサポートなど、すべての段階において、お客様と協力して問題解決を図ります。
イオンリテール、オーケー、トヨタ自動車、ベルク、U.S.M.H、ヤマト運輸、カルビー、Instacart、Levi Strauss & Co.、Sephora、Lufthansa、FedEx社など、小売、輸送・物流、医療、製造の大手企業がスキャンディットを活用しています。詳細については、www.scandit.com/jpをご覧ください。
スキャンディットの製品は特許によって保護されています。詳細はscandit.com/patentsをご覧ください。