Scandit SDK for the Web 5.0のリリースアップデート

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scan barcode with smartphone

本日、スキャンディットが発表するScandit SDK for the Webバージョン5.0のリリースには、いくつかの性能向上と多くの新機能が盛り込まれています。概要は次のとおりです。

  • 起動(ロード)時間の短縮により大幅に高速化されたエンジン
  • 4K解像度のサポートとカメラ操作の向上
  • メモリ使用量を削減
  • 追加機能(米国運転免許証のスキャン機能の向上など)

いずれもコードを書き換えずに利用できます。簡単な移行プロセスの詳細は後述します。

Scandit Web SDKを大幅に高速化

バーコードスキャンで妥協したくない2つのポイントはスピードと信頼性です。5.0では、さまざまな点で以前よりさらに高速化しながら、引き続き高い信頼性を確保しています。Scandit Web SDK 5.0の特長は以下のとおりです。

  • 次ページのスキャン機能を起動する前にライブラリがプリロードされるため、ユーザ側のコードが不要
  • ロードの大幅な高速化により起動時間が短縮され、ユーザは以前より迅速にスキャンできる
  • 新しいアルゴリズムにより、ビデオフレームを以前よりはるかに高速に処理できる

4Kのサポートとカメラ操作の向上

スマートデバイスのカメラは数多くの改良が施されているため、5.0のリリースではそれを最大限に活用できるようにしました。特に最近のデバイスで長いスキャン距離を確保できるよう、4Kのサポートを追加しました。さらに、複数のワールドフェイシングカメラ(アウトカメラ)を搭載するコンシューマデバイスが増えてきたことから、選択アルゴリズムを改良して、デフォルトで常に最適な選択肢が得られるようにしました。

メモリ使用の改善によりアプリの安定性が向上

ブラウザのメモリ使用量については、ネイティブアプリより対策が弱くなる傾向があるため、すぐさま問題になります。いくつかの改良を施したことにより、デバイスの負担が軽減され、ウェブアプリの安定性が向上します。

追加機能

PDF417デコーダの大幅な性能向上により、米国運転免許証のスキャンが以前より高速化されました。このアップデートには、Code 128のデコードの向上、より豊富なパースの選択肢、IATA 2 of 5のデコードのサポートも盛り込まれています。

このリリースおよび新機能に移行する方法は?

性能の向上はもとより、お客様の移行作業を最小限に抑えることにも注力しました。多くの場合、ライブラリのバージョンを変更するだけで、その他のコードを更新する必要はありません。仮に変更を要するものがあっても、調整は軽微であり、移行ガイドで分かりやすく解説しています。


詳しくはリリースノートをお読みください。

ご不明な点があれば、こちらまでお問い合わせください。喜んでお手伝いさせていただきます。