一冊読むごとにスキャンして、楽しみながら読書習慣を育てるBeanstack

主な結果

  • 全米300以上の学区、7,400校以上で導入
  • 1,650万人の生徒・教職員が使いやすい書籍スキャン機能を利用可能に
  • 60万台のアクティブデバイスと月間50万回のスキャン

統合

地域

アメリカ合衆国

業界

デジタルサービス

使用事例

セルフスキャン

Beanstackは、教育分野の経験を持つ夫婦によって2013年に設立されたZoobean社のサービスです。当初は、従来の枠にとらわれないジャンルや興味に着目し、家族向けにパーソナライズされた月間書籍推薦ツールとしてスタートしました。その後、このEdTech(エドテック)事業は、世界数千の学校、図書館、組織で利用される、影響力のある読書チャレンジ/記録プラットフォームへと進化しました。

Scanditのスマートデータキャプチャによる高性能な書籍バーコードスキャンや、デジタル読書チャレンジといった革新的な機能を統合することで、Beanstackは現在、何百万人もの生徒の継続的な読書習慣の形成を支援しています。また、教育関係者や図書館員が、読書課題を楽しく魅力的なものにするというミッションを達成するサポートも行っています。


「スキャン作業には複雑な要素が伴いますが、私たちは早い段階で、Scanditがその分野で非常に優れた性能を発揮することを知りました。 驚くほど簡単にスキャンでき、特に児童にとって優しい設計である点に、私たちはたちまち感銘を受けました」

課題

米国の多くの図書館で長年にわたり夏の読書プログラムを支援してきたBeanstackは、K-12(幼稚園から高校3年生まで)分野へと事業を拡大しました。生徒の読書意欲を高め、学業成績を間接的に向上させるというBeanstackの取り組みは、急拡大しました。

しかし、学校環境で大規模に運用するには、いくつかの課題がありました。第一に、5歳の児童もBeanstackを利用するため、デジタル読書ログは極めて簡単に行える必要がありました。本の裏面のISBNに付随するバーコードをスキャンすれば、児童が書籍情報を入力する手間を省けるだけでなく、入力ミスも防げます。ただし、スキャンが迅速かつ正確に行われることが前提です。

「読書記録は、このソリューションで子供たちが行う基本動作です。従って、操作を簡素化する方法は何であれ歓迎します」とHiser氏は述べています。

次に、Beanstackは(他の教育ツールと同様に)、学区所有のノートパソコン(例:Chromebook)やタブレット(例:iPad)で使用されるため、ブラウザ内で動作するプログレッシブWebアプリケーション(PWA)が必要となります。特にスキャンにおいてBeanstackはそうしたデバイスの(前面または背面の)カメラに依存しますが、その性能は多くの場合平均的です。

急激な成長を遂げるまでBeanstackを支えていたオープンソースのスキャンソリューションは、こうした課題に対応できるものではありませんでした。同社は、多様なカメラ搭載デバイスで動作する堅牢かつ直感的で汎用性の高いスキャンソリューションを必要としていました。また、何百万人もの生徒が読書記録と読書チャレンジを継続できるよう、迅速な導入を求めていました。

ソリューション

Zoobeanチームは製品調査の過程でWeb向けのScanditバーコードスキャナーSDKを見つけ、公開されているドキュメントを活用して導入を試みました。スムーズかつ迅速に実装が完了した後、以下の性能要件をすべて満たしていることが明らかになりました。

  • 驚くほど高速なスキャン。集中力が持続しない状況であっても、時間を無駄にすることは許されません。
  • 代々受け継がれた書籍の傷んだバーコードや色あせたバーコード、図書館で何千回も貸し出されたベストセラーのバーコードなど、読み取りが難しいコードにも対応します。
  • あらゆる角度からのスキャンが可能。帰宅時の揺れる車内など、理想的とは言えない環境でスキャンする際に便利です。
  • 薄暗い場所でもスキャンが可能。就寝時間を過ぎて布団の中で懐中電灯を使って読みふけってしまうような状況でも活躍します。

さらに、Scanditは2万種類以上のデバイス(低価格デバイスを含む)で動作するため、学校関係者や生徒がどのデバイスを使用しているかにかかわらず、安定したスキャン性能を発揮します。

Hiser氏は次のように述べています。「私たちはあらゆる年齢層のお子様と関わっていますが、自主的な読書記録をできるだけ簡単に行えるようにしたいと考えています。幼稚園児はもちろん、小学2~3年生のお子様もタイピングが得意ではありません。しかし、小さなスキャンアイコンをクリックし、Chromebookのカメラに本をかざすだけでスキャンできる仕組みであれば、プロセス全体が格段に楽になります」

この新スキャナーは2021年1月に正式リリースされ、製品デモにおける「驚きの機能」として瞬く間に注目を集めました。

Scanditのバーコードスキャン技術は、手厳しい批評家たちからも次のように高い評価を得ています。

「子供たちはスキャン作業を楽しいと感じています。特に、心地よいビープ音が鳴り、自動的に本の画像が表示され、タイトルが自動入力される点が好評です。このスキャン操作の全過程が、私たちが提供するさまざまなゲーミフィケーション要素と見事に調和しています」

実際、好評を得ている理由はスキャン機能だけではありません。「読書のためのFitbit」というビジョンを完全に体現するこの書籍スキャナーは、読書タイマー、連続読書記録、通算読書ログなど、Beanstackが提供する他の魅力的な機能と相乗効果を発揮し、生徒の読書意欲を高めるます。


成果

現在、Beanstackは米国300以上の学区、7,400校以上の学校に導入されており、1,650万人以上の生徒と教職員がいつでも利用できます。

ScanditのWeb向けバーコードスキャナーSDKは、個人用・共有用を問わず60万台のアクティブデバイスで、月間50万回以上のスキャンを記録しています。

2021年の導入以来、継続的に成長しています。つまり、熱心な読書家や本好きから、読み始めたばかりの人や読書に苦労している人まで、すべての生徒にとって読書が日常習慣となりつつあるということです。

Hiser氏はScanditとの5年以上にわたるコラボレーションを振り返り、次のように述べています。「素晴らしいことに、これまでスキャナーに問題が発生したことが一度もないため、Scanditのサポートに連絡する必要がありませんでした」

同プラットフォームは最近、「Benny the Bean(お豆のベニー)とのブックトーク」機能により、さらに魅力を増しました。AI搭載アシスタントのBenny the Beanは、物語の展開について議論し、クイズや採点といったプレッシャーを感じることなく読書を続けられるよう、親しみやすい形で生徒をサポートします。これにより、生徒は自分の読書を主体的に管理し、正しく取り組む姿勢を自然に育むことができます。

Beanstackは教育関係者や図書館員も強力にサポートします。スキャンエンジンが提供するリアルタイムで正確なデータがパーソナライズされたダッシュボードに表示されるため、教育関係者や図書館員は読書コンテストやコミュニティ目標の設定、賞品贈呈や表彰、傾向の把握、書籍の貸出増加を実現でき、最終的には学業成績と識字能力の向上につながります。

2024年末にパートナーシップを更新したScanditは、より多くの学校、教職員、生徒の皆様にサービスを提供し、若い世代の読書文化の育成を支援するZoobean社のBeanstackを、これからも誇りを持って支えていきます。