YP Books社、Scandit導入で店舗管理の効率を大幅に向上
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Youngpoong Bookstore(永豊文庫、YP Books)は、1992年に、ソウル市鐘閣の永豊ビルに韓国最大規模の鍾路店をオープンしました。韓国を代表する書店として全国に44店舗を展開し、多様で快適な文化スペースを顧客に提供しています。
YP Booksは、さまざまなジャンルにわたる書籍や教材を幅広く取り揃えています。各店舗では、毎日入荷する100種類以上の新刊や、店舗独自の図書コーナーを効率的に管理する必要があります。
YP Booksでは、文具や音楽アルバムなど、値札の付いていない商品の価格を素早くチェックできるようにして、顧客満足度を向上させたいと考えていました。しかし、それまで使用していたオープンソースベースのバーコードスキャナーは、従業員の作業を効率化できるものではありませんでした。顧客も従業員も、バーコードのスキャンに時間がかかったり、スキャン精度が低かったりすることがよくありました。
「本当に、 スキャンディットのSmart Data Captureで新しい世界が広がりました。 導入しやすいソリューションにより、実に素晴らしい成果を得られました。 作業によっては、生産性が40%以上も向上し、新入社員はわずか30分のトレーニングで業務を開始できています。」
YP Books CEO、Kyung Hwan, Kim氏
課題
書店の仕事は「陳列」から始まります。全国の店舗に書籍が届くと、従業員はまずバーコードをスキャンし、特定の本棚の位置と照合します。この作業には、商品の物理的な位置をバックオフィスシステムに登録することも含まれます。これはまた、混乱を生じさせないための基本的な作業であり、顧客の書籍探しや書籍の検品・出荷の効率化に役立っていました。
プロセスをモバイル化する必要性
課題となっていたのは、店舗内でバーコードスキャンができる端末の場所でした。スキャナーは、広い店舗内の特定の場所に「固定」されたPCに接続されていたため、従業員が入出庫や検品に関するスキャンを行う際は、常にバーコードスキャンができる端末まで行く必要がありました。
つまり、従業員は書籍をスキャンしたら、本棚の位置を記憶し、その本棚に書籍を戻して陳列しなければなりませんでした。1日に約50~100種類の新刊が入荷するため、従業員は毎回1冊ずつスキャンし、本棚の位置を確認し、そこまで移動して陳列するというプロセスを繰り返していました。
このプロセスが全44店舗で繰り返されているとなると、従業員の無駄な移動や作業が発生していることになり、YP Booksにとっては非効率な状況でした。
無駄な時間と顧客の不満
さらに、YP Books内のもう1つの事業であるプレミアム品と文具の売り場でも課題を抱えていました。
国内で流通している音楽アルバムや各種文具の多くは、商品に価格が表示されていません。そのため、顧客は購入したい商品の価格を店員に尋ねる必要がありました。質問を受けた店員は、固定位置にあるバーコードリーダーを使って価格を確認し、顧客がいる場所まで戻って返答しなければなりません。
結果として、多くの時間が無駄になるだけでなく、店員を見つけられない顧客は商品を購入せずに立ち去ってしまうこともありました。YP Booksでは、顧客ロイヤルティを高めて売り上げを拡大するには、顧客からの問い合わせへの対応を効率化する必要があると考えていました。
こうした要件に対処すべく、ソフトウェアベースのモバイルスキャンソリューションを求めて、スキャンディットから支援を得るようになりました。
解決策
YP Booksは、これらの課題を解決するために、Samsung Galaxy Aシリーズのスマートフォンを購入し、デバイス上で稼働している従業員向けアプリケーションにScandit Barcode Scanner SDKを統合しました。
Samsungスマートフォンを配布された従業員は、店舗内で、さまざまな操作やスキャン作業をいつでもどこでも行えるようになりました。
その結果、YP Booksの従業員は、商品の位置登録作業を処理するために、倉庫からスキャン用端末まで移動する必要がなくなりました。さらに、本棚に商品を陳列するために必要なスキャン作業も、バーコードスキャナーのある固定の端末まで移動する手間をかけることなく、対応できるようになりました。
“「スマートフォンでバーコードスキャンが可能になったことは、小さな変化に思えるかもしれませんが、従業員にとっては、固定の端末との間を往復する時間が大幅に短縮されることになりましたので、大きな意味がありました。今ではスマートフォンがあれば、場所を問わず作業やスキャンができるため、仕事をする場所の制約がなくなりました。」
YP Books汝矣島IFC店舗スタッフ、Jaehoon Choi氏
YP Booksはまず、汝矣島店と金浦店で、スキャンディットのバーコード・スキャンエンジンを使用した「文具商品価格検索ステーション」を設置しました。スキャンディットのソリューションを使用する最初の目的は、従業員の入出庫作業の効率化でしたが、この価格検索プラットフォームでは、顧客対応の観点からの効率化を目指しています。
この商品価格検索ステーションでは、タブレットPCを介してスキャンディットのバーコードスキャンソリューションが使用されています。この価格検索によって、YP Booksの店舗スタッフによる顧客対応工数が削減されました。1日あたり100〜150件にも及ぶ顧客対応業務が軽減され、本来の作業により集中できるようになりました。
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成果
Scandit Smart Data Captureを搭載したスマートフォンを導入して以来、YP Booksの在庫や商品を管理する担当者の生産性は、平均で20〜30%向上し、作業によっては40%以上改善しました。
YP Booksでは、このソリューションの適用範囲を、保管や配送の管理だけでなく、店舗内での顧客エンゲージメント活動などにも拡大しています。
また、バーコードスキャンの精度とスピードは、従来のソリューションに比べて大幅に向上しました。
優れたスキャン性能
従業員がバーコードをスキャンする際、以前はコードをまっすぐ合わせる必要がありましたが、今では、スキャンディットを使えば、どれほど角度がずれていても問題なくスキャンできます。
実際のところ、店舗スタッフから「スキャンディットのバーコードスキャンが速すぎて、そのスピードについていけない」という声があり、意図的に「遅延」機能が追加されたほどです。
「既存のバックオフィスシステムはSAPを使って構築されており、ログイン方法、バーコードで画面をスキャンする方法、情報を入力する方法など、一連の作業を従業員に教えるには時間がかかっていました。ほとんどの従業員はそのシステムに馴染みがありませんでした。しかし今、スキャンディットを搭載したスマートデバイスがあれば、誰でも、たとえ新入社員でも、わずか30分のトレーニングで業務を開始できます。この点は店舗マネージャーからも特に高く評価されており、生産性の向上にも貢献していると考えています。」
YP Books CEO、Kyung Hwan, Kim氏
タブレットを使用した価格検索の場合、スタッフは通常、1日あたり100~150件の価格に関する顧客対応を行いますが、現在では、顧客からの問い合わせに2分以内に対応できるようになっています。実質的に1日あたり最大300分もの時間短縮になっています。その結果、店舗スタッフはより価値のある作業に集中できるようになりました。
「さらに、お客様が店舗内で商品をスキャンすることで得られる知見は、当社にとって大きな意味を持ちます。その知見により、お客様の関心を深く理解し、特定の分野や商品の店頭陳列を強化する方法を検討し、活用していくことが可能になります。」
YP Books CEO、Kyung Hwan, Kim氏
YP Books CEO、Kyung Hwan, Kim氏