NACEX

スペインの配送業者はラストワンマイルの最適化に向けてモバイルコンピュータビジョンを活用

NACEX社は、B2BおよびB2C向けに小包や文書の速達サービス事業をスペイン、ポルトガル、アンドラにて展開する企業です。また、医薬品など特殊な要件のある配達物に対して価値を付加したサービ スも提供しています。

ラストワンマイルの配達を処理するために、営業地域全体に専業フランチャイズ の加盟店のネットワークを強固に張りめぐらしています。毎朝、加盟店がNACEX社の 配送ハブから小包を受け取り、仕分けて積み込み、最終目的地に配達するために動 員する車両は、総計1,500台以上です。

加盟店は、荷受けの標準手順として、配送された小包が正しいものであることをバーコードスキャンで逐一確認してから配達ドライバー別に仕分けています。その上、配達ドライバーが1つずつスキャンしながら車両に積み込みます。

従来は、配達ドライバーはWindowsベースの独自スキャンソフトウェアを搭載した手持ち式スキャン専用機を使用していましたが、スキャン速度に問題があり、記録・表示できる情報の種類が限られていました。

Scanditのおかげで、あらゆる情報を揃えて、全ての荷物を迅速に正しい配達先へと届けるプロセスを合理化できました。

NACEX社 IT Manager
Paco Ontiveros氏

2017年1月、NACEX社はScanditの「バーコードスキャナSDK」モバイルデータキャプチャのプラットフォームを基にしたAndroidアプリを配達ドライバーに導入し始めました。Scanditのプラットフォームは、手持ち式スキャン専用機と比較して、明確なメリットが数多くありました。

まず、Scanditの「バーコードスキャナSDK」は、幅広い機種のAndroidスマートフォンと互換性があるため、加盟店は、ドライバーの私物のモバイルデバイスを活用するか、廉価モデルのAndroidスマートフォンを支給するかを選択できました。どちらにしても、スキャン専用機と比べて大幅なコスト削減になるのです。

さらに、Scanditのソリューションでは、バーコードのスキャンがより高速になり、その速度は従来の2倍以上です。NACEX社のラストワンマイルのドライバーが1ヶ月に500万回ものバーコードスキャンを行うことを考えれば、この性能は極めて重要なものでした。また、スマートフォンカメラのフラッシュを使うことで、このAndroidアプリは暗い配達車両の中にいても効果的にバーコードを読み取ることができます。

そして、NACEX社は、Scanditの「バーコードスキャナSDK」のマルチスキャンと拡張現実(AR)機能を利用して、Androidアプリの機能性をさらに拡張させることにしました。これによって、一度に複数のバーコードの検索、追跡、デコードを行うほか、バーコードから取得した重要データをARオーバーレイとしてスマートフォンの画面に表示し、追加情報や指示をドライバーに提供できます。

例えば、ドライバーが荷物をスキャンして配達車両に積んでいくとき、荷下ろしができるだけ早くなるように、ARフィードバックが積む順番を指示するのです。

さらに、温度管理や配達時間に厳格な決まりのある医薬品の場合、ドライバーは配達前に荷物をスキャンして、全ての要件が守られていることを確認できます。何らかの理由で配達を止める必要がある場合、ARオーバーレイで自動的にアラートが届きます。

ドライバーが配達地点に到着すると、アプリはスマートフォンのGPSナビゲーションを使ってドライバーの位置を確認し、配達する小包を判断します。ドライバーが配達車両内の荷物をマルチスキャンすると、正しい荷物のバーコードがARフィードバックでデバイスの画面に強調表示されます。各配達地点で強調表示可能な荷物の数は最小1個から最大100~150個で、各地点での時間を大幅に削減できます。

“この新しいアプリとマルチスキャンなら、拡張現実のカラーオーバーレイ機能により、コードを一つずつ読み取って確認する必要がなくなり、ドライバーは仕事をずっと速くこなせるようになりました” NACEX社 IT Manager, Paco Ontiveros氏

NACEX社 IT ManagerのPaco Ontiveros氏は「この新しいアプリとマルチスキャンなら、拡張現実のカラーオーバーレイ機能により、コードを一つずつ読み取って確認する必要がなくなり、ドライバーは仕事をずっと速くこなせるようになりました」と述べ、さらに「この新しいアプリとマルチスキャンなら、拡張現実のカラーオーバーレイ機能により、コードを一つずつ読み取って確認する必要がなくなり、ドライバーは仕事をずっと速くこなせるようになった」と加えます。

NACEX社は、全ての配達に対して配達証明の記録を定めており、荷物の写真と、受取人のサインまたはその写真を必要とします。さらに、Scanditの「バーコードスキャナSDK」を配送センターでも採用し、ラストワンマイルの加盟店へ配送する前に荷物のマニュアル点検を行っています。配送センターの従業員はAndroidスマートフォンで荷物のバーコードをスキャンし、誤配置された荷物を特定し、正しく加盟店に届くようにします。

現在、加盟店のドライバー1,000人(全体ドライバー数1,500人のうち70%)がAndroidスマートフォンでScanditの「バーコードスキャナSDK」搭載アプリを使用しています。Androidアプリの利用をネットワーク全体に拡大する予定で、2018年内には実装・導入が完了します。NACEX社がテクノロジーを活用して顧客に効率的かつ最先端のサービスを提供するにあたり、Scanditの新技術がそのパッキングサービスのデジタル化を更に向上させていくでしょう。

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