注文品の代理購入と配達を行う5万人の「パーソナルショッパー」アプリに搭載

アメリカとカナダの4,000以上の都市に所在する15,000軒にて、1,000種類を超えるスマートフォンにScandit搭載アプリを用いてセルフレジを実現

Instacart – 注文品の代理購入と配達を行う5万人の「パーソナルショッパー」アプリに搭載

同社の即日配達サービスは、アメリカとカナダの消費者に日用品と生鮮食品を最短1時間で届けるというものです。Instacart社のマーケットプレイスは、300店以上の小売業者と顧客に信用された地元食料品店の商品を提供し、注文品の代理購入と配達を行う5万人の「パーソナルショッパー」から成るコミュニティにサポートされています。

Instacartの利用者は、「Instacart Shopper」アプリを自身のスマートデバイスにダウンロードし、注文品の受付、代理購入、配達を行います。現在、「Instacart Shopper」アプリで代理購入が可能な店舗数は15,000軒にわたり、アメリカとカナダの4,000以上の都市に所在しています。

Instacart店内で買い物をする顧客

背景: あらゆる状況やデバイスにおいて、信頼度の高い正確なスキャンを保証したい

「Instacart Shopper」アプリを成功させるには、スキャン機能が高性能で、直感的に使えることが必須でした。当初、このモバイルショッピングアプリでは、iOSとAndroidの両機種をサポートするオープンソースのスキャンエンジンを採用していましたが、スマートデバイスのカメラ関連を含め、いくつもの問題がありました。

さらに、様々なパートナー店におけるスキャン条件の違いから問題が生じることも明らかに なりました。例えば、店舗によって照明が異なること、農産物などの一部商品は棚の上でス キャンしにくい角度になっていることなどです。商品に直接印刷されたバーコードで、光が反 射する、歪曲している、不明瞭である、損傷しているといった場合には、既存のアプリでは正 しくスキャンできないことが多々ありました。

Instacart社は、モバイルショッピングアプリの信頼性と精度を改善するため、既存のバーコ ードスキャンエンジンを実績のあるプラットフォームに置き換えることに決定しました。徹底 した性能実証の一環として、Scanditの「バーコードスキャナSDK」を複数のソフトウェアベー スのスキャンエンジンと比較しました。

ビジョン: 高速・高精度のBYODスキャンと法人向けサポート

検証では、厳しい店内環境(暗い照明など)での性能測定、様々な種類のモバイルデバイス(iOSおよびAndroidプラットフォームのローエンド、ミドルレンジ、ハイエンドのモデル)での比較を行いました。Scanditの「バーコードスキャナSDK」 は、全ての検証において高成績を示しました。注目すべき点は、Scanditの「バーコードスキャナSDK」 のスキャン速度は、有力な競合他社より平均的に約1秒、その他のエンジンより5~8秒速かったことです。

Instacart社は、Scanditがソフトウェアのサポートと開発を継続していること、およびクラウドベースソフトウェアのアップデートとバグ修正の容易さも評価しました。さらに、Scanditは常に対応デバイスを拡大させており、この先も使い続けることができます。現在、Scanditは、AndroidおよびiOSプラットフォームのデバイス約1,000機種でのスキャンをサポートしています。

Instacart店内でバーコードスキャンする顧客

結果: 高性能がもたらす広範囲の利用率

Instacart社は、2016年半ばにScanditとの初めての契約を締結しました。同社ショッパー用アプリにScanditの「バーコードスキャナSDK」を直接組み込んだデバイスを1万台導入する内容です。今では、Scanditベースのアプリがインストールされたデバイスは5万台を超えており、2018年8月現在、Instacart社の業務としてScanditの「バーコードスキャナSDK」が処理するスキャンの回数は、1ヶ月に数千万回にも及びます。

instacart employee

“Scanditは、AndroidおよびiOSプラットフォームのデバイス約1,000機種でのスキャンをサポートしています。”

Store Associate

Instacart, the North American leader in online groceries.